散歩に出る時、「お散歩行くよー！」と言っても課長は腰を上げません。

ずーっとフセをしていて、私を見上げています。

「行きたくないのかなぁ？」と思いながら家の鍵を持つと、スッと腰を上げて「待ってましたー！」っていう感じでドドドと外に出ます。

「行きたいんじゃん！変なの～」と思って

「なんか課長散歩行きたがらないんだよね」なんてお友達にも話していたのですが、

ある日、散歩行くよと言いながら、いつも玄関先で何かしら忘れ物をして、何回も部屋へ取りに戻る自分に気がつきました。

あ、そうか課長は私が忘れ物してなかなか出かけないから、最後に鍵を持つまで動かないんだ！

と、今までの課長の真実が見えました。

お散歩に出かける時の順番としては、

お散歩バッグの中身を確認
　　↓
トイレした時の処理袋「ぽい太くん」を入れる
　　↓
電柱にしたオシッコにかける水の入った水筒の確認
　　↓
おやつの確認
　　↓
リードと首輪を持つ
　　↓
鍵を持つ

なんですが、この「バッグの確認中」から「鍵を持つ」までの間に「あ、時計忘れた」とか「携帯忘れた」とか「小銭忘れた」とか「ハンカチタオル忘れた」etc・・・なんですね

よく見てるんだなぁと感心しましたが、普段から無駄な動きをしたくなさそうなものぐさな課長、
私の動きをちゃんと見ていて体力のエコしてるつもりだろうけどさー、
それなら、スイッチ入っちゃったあの興奮状態、かなり無駄だと思うんですけど！



「へ？あれはあれで楽しいからいいんです！」




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