お久しぶりです。


昨年12月31日主人が他界しました。

10月の末に脳出血で倒れました。
手術は成功しましたが運動系の脳神経だったので、右半身麻痺、失語になりました。
耳は聞こえて話を理解することはできましたが、目は見えなくなりました。
目に映る画像を脳が認識できない状況であると医師に告げられました。
左手だけが唯一意思を表す手段でした。
さらに懸念していた肺炎が少しずつ進行していたようでした。

失語に関しては、時々は「あ～」とか「う～」とか声を出せていたので、リハビリで少し戻る可能性はあるように思い希望を持っていました。

意識を失い、気がついたら暗闇と動かない体、言葉も出ず、呼吸も苦しい状態で、主人の心情を思うと胸が詰まりました。

自分がどうしてこんな状態なのか知りたいだろうし知るべきだろうと思い、状態の良さそうな日にいきさつを話したら、「そうだったんだ～」的な表情で話を聞いていました。

絶望してほしくなかったので、頑張ってリハビリすれば話せるようになるし、家にも帰れるようになるから、と励ますしかありませんでした。

主人は納得してくれたようでした。


「おはよう」と言えた調子の良い日が１日だけあり、看護士さん達と喜んだのも束の間、翌日からはまた呼吸状態が悪くなりました。

原因不明の出血が3日続き、感染症の惧れもありましたが生命の危機に及ぶので輸血をしました。
翌日に出血は止まりましたが、その翌日帰らぬ人となりました。

倒れてから2ヶ月、その間肺の状態は常に悪く、穏やかに呼吸していたのは2日～３日程度だったかと思います。
酸素呼吸器の値は、時々下げられたことはありますがほとんど10(Max)で、主人は懸命に息を吸っていました。


亡くなる前日、私に気づいた主人は突然顔を歪め泣き出すような顔になりました。
今までそんな顔はしたことなくて初めて見せる表情でした。

私には「もう嫌だよ。苦しくて嫌だよ」と泣いているように思えて仕方ありませんでした。

「何もしてあげられなくてごめんね」
「もう少しだから、もう少しで良くなるから頑張ろう」
と、根拠のない励ましの言葉を言うことしかできませんでした。

もしかしたら生きることをあきらめてしまうかもしれない、もうやめたいのかもしれない、と一抹の不安を覚えました。



不思議なことがありました。
というか、私が勝手に不思議がっているだけですが。

12月10日に回復期の病院に転院してから肺炎もさらに悪化し始め、数え切れないほどの危篤の報せを受けていました。
万が一の事を考えると、ドキドキして、すごく怖くて怖くて仕方ありませんでした。
病院へ向かう車の運転中も、ここで事故っては元も子もないので、できるだけ他の事を考えるように努めてました。


亡くなった当日の朝も病院からの電話が鳴りました。
出ようとしたら切れてしまい、かけなおしたらナースステーションがお話中ですと言われ、なかなか電話の内容を知ることができず(夜間以外は事務的な内容の時もあるので)、再度病院から電話があり話ができたのは20分後ぐらいでした。

やはり危篤の報せでしたが、私もすぐ家を出られない状況で、結局家を出たのは約30分後でした。
病院に着いた時、主人は既に息を引き取っていました。
２回目の電話の10分後ぐらいでした。


「早く行かなきゃ！」と思っていても、今までと違い全くドキドキもせず、怖くもありませんでした。
そういう自分が不思議で仕方ありませんでした。

「もう大丈夫だから、全て終わったから、とにかく運転気をつけておいでよ」

と、主人が私の心の中に入ってきたのかも・・・と後になって思いました。


その朝、仏壇が目の前に出てきて目が覚めました。
主人の先祖代々の仏壇で、ストーリーはなく(あったのかもしれないｹﾄﾞ覚えていないだけｶﾓ)ただ仏壇だけが突然出てきて、「あ、仏壇だ～」と思って目覚めたのですが、その時はなんか嫌な予感がしました。

主人のご先祖様が、「苦しがっててかわいそうだから、もう連れて行くね」と言いにきたのかな～と、それも後になって思いました。


主人が倒れてから、11月の半ば頃に歯が抜ける夢を見ました。
歯が抜ける夢は身内に不幸があると言われていて、小学生だった時にも一度見たのですが、その時は2～3ヶ月後に、大好きだった親戚の叔母さんが突然亡くなりました。
私はそのことを思い出し、ちょっと不安ではあったのですが・・・


あっという間の２ヶ月でしたが、苦しかった主人にとってはとても長かったと思います。

全ての苦しみから解放された今、穏やかに過ごせているのではないかと、そして、大きな空の上で、私たちを見守っていてくれていると・・・いいなぁ


もう少し一緒にいたかったです。
美味しいものを食べに行ったり、お酒を飲みに行ったり、しんのすけと３人(二人と1ワンコ)で旅行ももっともっと行きたかったです。

晩年はあまりありませんでしたが、昔はよくケンカをしました。
でももうケンカもできません。
ケンカのできる相手がいることがどんなに素晴らしいことだったのか、と思います。

ケンカしながらも、結局はお互い寄り添って歩いてる、おじいさんとおばあさんになりたかったです。



何をされてもしんのすけにはメロメロだったので、きっと会いに来ていると思うのですが、しんのすけは霊感が無いようで、不思議そうに宙を見つめる・・・というような仕草は全くありません


動物には霊を感じる能力があるようなこと言われてますがね～

子供の頃から飼っていたヨークシャーテリア(アンジー♀)は、私が中学生の時、一夜漬けの中間だか期末だかの試験勉強中に出てきた変な霊を追っ払ってくれました。
空中を見つめ唸りながら少しずつ前に進み、玄関までにじり寄っていました。
私は怖くて変な霊はアンジーに任せ、勉強をやめて頭から布団かぶってとっとと寝てしまいました

高校生の時の一夜漬けの試験勉強中に(私の試験勉強は常に一夜漬け)うつぶせで寝てしまった時、夏で机の前の窓を全開にしてて金縛りにあいました。
気がついたら目は開けられて動くけど体はうつぶせのままで全く動かず、でも窓にいると思われる誰かの視線は痛いほど感じました。
アンジーはその時私の部屋にいなくて追っ払ってもらえなかったので、心の中で念仏を唱えました。
そしたら少しずつ視線も遠のいて、体が楽になりました。

怪談話になってしまいましたが・・・


私は霊感なんて全くないのですが、時々主人の匂いを感じて(変かな？)今そばにいるのかなぁ～なんて思って話しかけたりしています。
生前、私が仕事をしている時にもそれらしき匂いを感じた時があり、入院中なのに幽体離脱して、私の仕事を見に来ているのかなぁ～なんて思ったりもしました。
多分とんちんかんな勘だと思いますが・・・
そういうことできそうな人なので・・・



あちらで先代犬のファルコンと猫のコロッケと馬達(ガッちゃん、アルちゃん、ゴッちゃん)に会えてたらいいな～と思います。
あと主人の両親と、祖父母、たくさん会うから大忙しですね～
私の父ともお酒を酌み交わしていたらいいな～


なんだかんだ言っても主人には頼りっぱなしだったのでちょっと心細いけど頑張らないとね！
これからはしんのすけと二人。
主人の分まで可愛がって、仲良く暮らしていこうと思っています。







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10月7日は課長の一周忌。
課長といっても会社の課長ではありません。
先代犬のこのブログでのニックネームです。
本名は「ファルコン」です。




超平和主義でとっても優しい性格でした。
普段は誰に対しても、他のワンコに何をされても、迷惑そうな顔はしましたが絶対怒るようなことはなかったけど、いざという時は自分より大きなワンコとも戦おうとしました。←秋田犬
きっと自分より大きいからこそ戦うんだろうな～と思いましたけど。

普段は全て「取るに足らないこと」と許していても、「これだけは譲れない！」と思ったときは果敢に立ち向かうんだね。
「男の中の男だね～」と言っていました。（オカマでしたけど）

今でも時々無性に会いたくなります。
ファルコンの写真がパソコンの中にたくさんあって、それらを見ていろいろ思い出を懐かしんだ日は、不思議なことにその夜必ず彼の夢を見ます。
本当に絶対見るんです。

思い出してくれてありがとう～の意味なのかな？
夢で会えるととっても嬉しいです。

ファルコン！大きな空の上から見守っていてね。






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今年の桜は、いきなり咲いて、あっという間に終わってしまったような気がします。

大昔は川だったという緑道は桜並木になってます。





染井吉野が終わった後に、また楽しめる桜。
なんかプクプクしていて、とっても好きな桜です。








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東北関東大震災の被害は、人間だけでなく動物達にも及んでいます。


東日本大震災における馬関連施設における被害状況[PDF]


建物に囲われて逃げる術もない馬達。
どんなに怖かっただろう、苦しかっただろう、と思うと悲しくて悲しくてたまりません。


乗馬施設の従業員の方もお一人安否不明です。
もしかしたら、馬を逃がそうと厩舎に行って、間に合わなかったのかもしれません。
どうかご無事でいられますことをお祈りいたします。


せめてもの救いは、原発事故で避難できた馬達がいるということです。
本当にすごく心配していたんです。
人間が避難するのが精一杯の中、馬のような大型動物もちゃんと避難させてくれるのかどうか？と・・・

受け入れてくれる乗馬関連施設があって、本当に良かったです。

馬だけでなく、逃げることができなかった牛や豚や鶏もいます。

犠牲になった全ての動物達へ、追悼の意を表します。




●『日本赤十字社』　東日本大震災義援金

●『日本馬術連盟』東日本大震災　義援金のお願い

●『全国乗馬振興会』「東北地方太平洋沖地震」被災乗馬クラブへの義援金募集について

●『日本動物愛護協会』緊急災害時動物救援本部

●東北関東大震災・犬救助ボランティア [活動日誌]








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この度、東北関東大震災の被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致しますとともに、ご家族の方々に対し深くお悔やみ申し上げます。

そして、安否不明のご家族やご友人に、一日も早く会うことができますよう願ってやみません。





家族同様の犬や猫達も安否不明の状態です。

以下は震災の救助ボランティアの活動日誌です。

　　

東北関東大震災・犬救助ボランティア [活動日誌]


ワンコを捜索保護する　NPO法人動物愛護団体「エンジェルズ」


まだまだ余震が続いています。
福島の原発も不安な状態です。
どうぞ皆様もお気をつけください。
そして、明日を信じ頑張りましょう！




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